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2017年5月18日 (木)

西久保八幡男坂・女坂(麻布台)

麻布台の突端ともいえるのが西久保八幡神社である。縁起としては、寛弘の時代(1004~1012)に源頼信が石清水八幡宮の神霊を勧請して溜池の近くに創建した。 のちに太田道灌が江戸築城(1457)した折にこの地に移転させられた。 徳川時代になり二代秀忠の正室お江の加護を受け発展した。

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地理的には麻布台の南側の突端になる。最突端は愛宕山だが、古代にはこの辺りが入り江の海岸だったため、神社の裏手斜面には貝塚がある。正式に発見発表されたのは遅く、昭和57年(1982)のことだった。この地には縄文時代後期に人が住んでいたことがわかっている。

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愛宕神社の階段ほど高さがあるわけではないが、それでも10m近い段差にはなっている。日本には昔から数多の八幡と稲荷が作られた。 一説によると一番多いのが稲荷神社で35,000社、次が八幡神社で24,000社と言われる。八幡の大本家は宇佐八幡宮で、京都の石清水八幡宮も鎌倉の鶴岡八幡宮も宇佐をルーツとしている。

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西久保八幡には多くの神社にあるように、男坂と女坂がある。男坂は急峻な階段。女坂は緩やかな車道になっている。 私が興味を持ったのは女坂の玉垣(石柵のこと)。相当に古い。ヒビが入って所々傾いているが、それが歴史の重みとして伝わってくる。 江戸名所図会にも神社の姿が描かれている。
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また神社の右手裏には北参道があって、いつも通れるとは限らないようだが、この台地の突端のさらに先に降りていく感覚がなかなかのものだ。 コンクリート製の階段ではあるが、草付きが多く、その目立たないひっそりとした感じが素晴らしい。

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