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2017年5月20日 (土)

しいのき坂(麻布台)

平成の坂である。スウェーデン大使館の脇から、仙石山レジデンスの裏手を周り、我善坊谷坂上に出る極めて新しい坂道。この区画は2012年に再開発された。

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とてもきれいな歩道付き車道で周りにはたくさんの樹木が茂っていて、これはこれでありかなと思ってしまった。 アークヒルズ仙石山森タワーの資料に紹介がある。

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この場所は江戸時代は大名屋敷。 岩手県の南部八戸藩、埼玉県の本庄の小藩などの屋敷が並んでいた。 坂下に周辺の地図があり、そこにしいのき坂と記載されている。

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昭和の地図を見ると、この場所には生活改善技術研修館なるものがあったようだ。農林水産省の施設で、省職員や地方公共団体の職員の教育機関だった。 昭和34年(1959)にここに作られ、2006年につくばに移転した。大正時代までは東久邇宮家の邸宅。東久邇宮は終戦直後から内閣総理大臣に皇族として最初で最後に就任し、終戦処理を行った。 総理大臣の名前に東久邇宮稔彦(ひがしくにのみやなるひこ)を知る人は今はもうほとんどいないかもしれない。 明治・大正・昭和・平成を生きられ、102歳まで存命だった。

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