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2017年5月13日 (土)

山王神社参道

赤坂日枝神社は山王神社とも呼ばれる。 文明10年(1478)に太田道灌が江戸城を築城するにあたり、川越山王社を勧請し現皇居内紅葉山に創建。徳川が江戸に入ってきたのち、二代秀忠の時に今の隼町付近に移転させられたが、明暦の大火(1657)で焼失した。 四代家綱はすぐに三河吉田藩屋敷だった邸地を召上げて、今の場所に山王神社を移転した。

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赤坂日枝神社といっても神社があるのは千代田区永田町。 今は内堀通りを渡ればすぐなので赤坂の一部に見えるが、本来の参道は国会議事堂から下る山王坂で、あちらの鳥居と階段が正門。 赤坂側は山王パークタワーが出来たときに建設された、エスカレーターまでついた裏参道に当たる。山王鳥居と呼ばれている。

山王パークタワーの前身はホテルキャピトル東急でそのまた前は東京ヒルトンホテル。 1966年にビートルズが来日した折に宿泊したことで有名。10階フロアはビートルズ専用となり、3日間の宿泊料は380万円だった。消費者物価指数は今の2割程度だから2000万円くらいだろうか。当時の大卒初任給は24000円だから、給与ベースだと4000万以上になる。まあ、ビートルズにとってははした金だが。

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日枝神社にはもう一つ鳥居があってグレーの鳥居でこちらも山王鳥居という名。 この北隣はかつて1982年(昭和57年)に死者33名を出す火災を起こしたホテルニュージャパンだった。 またニュージャパンの地下にあったナイトクラブ「ニューラテンクォーター」は力道山が刺された場所。 この辺りは近代になってもニュースが多い場所である。

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グレーの山王鳥居をくぐると石の階段がある。 こちらは山王稲荷へ上る参道。 ここからは京都の伏見稲荷というわけにはいかないが、東京ではあまり見かけない赤鳥居のとんねるが味わえる。

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121段ある階段のうち、鳥居に覆われたのは77段ほど。 東京のど真ん中でこの雰囲気を味わえるのは素晴らしい。 上りもいいし、空いているから下りも楽しい。

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ちなみに日枝神社という名前は明治以降の称号だが、江戸時代から山王様で通ってきたのでいまだに山王神社と呼ぶ人が多い。 我が家の孫たちもここ山王神社でお宮参りと七五三をした。 都心にありながら、厳かで静寂なこの場所はそういう神事には最適だと思う。

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