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2017年5月21日 (日)

汐見坂(赤坂)

霊南坂の坂下から東に下る坂が汐見坂(潮見坂)である。 右手はホテルオークラの塀が続き、左には国立印刷局のビルがあったが、今はどちらも工事中で白い仮囲いに覆われている。江戸時代は海が見える坂を潮見坂と呼んだので、あちこちに汐見坂があるが、23区内に海の見える潮見坂はおそらくもう存在しない。それだけ海岸沿いに高層建築が増えたのである。

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坂の上下にある標柱には、「江戸時代中期以前には、海が眺望できた坂である。南側に松平大和守(幕末には川越藩)邸があって、大和坂ともいった」とある。すでに江戸の中期には海が見えなくなったということは、浜離宮庭園と関係があるのではないかと推測する。この坂の方向は浜離宮の方角になる。しかし、この延長上を1~2度右に見るとそこはもう愛宕山にひっかかる。 愛宕山の左にわずかに海が見えたが、浜離宮は江戸の中期以降になると屋敷が建てられたりするようになり、樹木も育ったりしたので見えなくなったのではないだろうか。 そんな想像をすると坂歩きはさらに面白くなる。

江戸名所図会: 溜池(左下に霊南坂、下中央に汐見坂がみえる)

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