雁木坂(麻布台)
三年坂の坂上を進むと左手に谷に下る階段があり、雁木坂という。 標柱によると、「階段になった坂を一般に雁木坂というが、敷石が直角に組まれていたことからなどともいい、当て字で岩岐坂とも書く。」とある。
今年(2017)訪れた折には標柱が新しくなっていた。しかし以前に何度か来たすべての折にここの鉄柵に自転車が止めてあった。 同じタイプの自転車だが以前は黒だったが、今回は白になっていた。おそらく同じ人間の仕業だろう。昔の写真を見ると階段の両脇の鉄柵の外側も階段になっていてかなり幅広い雁木坂だったようだ。
途中に踊り場があり、そこから榎坂方向へ細路地がつながっている。 雁木坂そのものは江戸時代は倍以上の幅の階段道だったのだろう。切絵図には「ガン木坂」と記されていて、飯倉を通る現国道1号線と同等扱いの道だった。昭和の写真も相当幅がある。その時代のこの坂を見てみたかったが、かなわない。
| 固定リンク | 0
コメント