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2017年6月 7日 (水)

綱坂(三田)

綱坂は名坂のひとつである。 三田台地の峰にあたる三井倶楽部の大銀杏脇から下る。東へは綱の手引坂が下る。綱坂に最初に接するのが姥坂で、その南側がイタリア大使館。綱坂は砥粉色(とのこいろ)の三井倶楽部の塀がだんだんに落ちていく、雅な雰囲気をもつ坂だ。

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江戸時代の三井倶楽部敷地は会津藩松平肥後守の屋敷。向かいは広大な松山藩松平隠岐守の屋敷。 上部はまっすぐだが坂下で曲がっている景色がいい。坂下の東側は慶応大学。江戸期は肥前島原藩松平主殿頭の屋敷だった。

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もう一つこの坂の魅力は三井倶楽部の樹木が覆いかぶさっているところ。 塀の段差が絵になっている。 現イタリア大使館の場所は明治以降大正までは松方邸となっている。大蔵大臣として名を馳せた松方正義の邸宅である。その後イタリア大使館となった。

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いっぽうその南側の慶応の敷地を借り受けしたのは福沢諭吉である。こんなにいい坂があるのに、慶大生はその存在をほとんど知らない。ちなみに横浜開港資料館の所蔵写真には江戸末期の写真があり、ちゃっかり使わせていただいた。下の写真である。基本当時と道は変わっていないのがよくわかる。
Tuna

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