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2017年9月28日 (木)

切通坂(湯島)

湯島天神の北側は春日通りの切通坂。 かつてはここを都電16系統が走っていた。 16系統は大塚から錦糸町の間、現在の茗荷谷~春日~上野広小路~錦糸堀を走った。 当時の停車場の名前を見ると昔の東京の地名が満載。 現代の地下鉄をはるかに凌駕する交通網で東京を縦横無尽に走っていた。 そんな都電もこの坂はいささかきつかっただろうと思う。 昭和になってからはモーターの出力も上がったが、大正以前は歩くような速度だったかもしれない。

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この坂下には天神下の停車場があった。 現在の地下鉄湯島駅の場所である。 湯島天神の夫婦坂下に説明板がある。

「『御府内備考』には「切通は天神社と根生院との間の坂なり、是後年往来を開きし所なればいふなるべし。 本郷三、四丁目の間より池之端、仲町へ達する便道なり、」とある。 湯島の台地から、御徒町方面への交通の便を考え、新しく切り開いてできた坂なので、その名がある。

初めは急な石ころ道であったが、明治37年(1904)上野広小路と本郷三丁目間に、電車が開通して緩やかになった。

映画の主題歌「湯島の白梅」〝青い瓦斯灯境内を、出れば本郷切通し″で、坂の名は全国的に知られるようになった。

また、かつて本郷三丁目交差点近くの「喜之床」(本郷2-38-9・新井理髪店)の二階に間借りしていた石川啄木が、朝日新聞社の夜勤の帰り、通った坂である。」

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