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2017年9月22日 (金)

新妻恋坂(湯島)

妻恋坂に対応して新しい坂道ということで新嬬恋坂である。開かれたのは昭和に入ってからで、記録によると昭和4年(1929)の開通。通称通り名は蔵前坂通り。 緩やかに上る幅の広い大通りなので、坂の魅力は皆無である。

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一本北側の路地が江戸時代から続く妻恋坂。そちらには色々な史実があるが、こちらは皆無。 おそらく昭和になって、有名な妻恋坂から派生して新妻恋坂と名づけたが、平成の現在に至ってはこの坂名はほぼ忘れられているのだろう。

坂の歴史ではないが、江戸時代の前期、清水坂の話で登場した霊山寺がこの道の辺りにあった。大超和尚が開山し、元は徳川家康の命で駿河台のニコライ聖堂辺りに開かれた寺で、その後徳川家光の時に湯島に替地を命ぜられ、ここに2万坪の敷地を与えられた。2万坪といってもピンとこないが、一般的に東京ドーム1個分というのが15,000坪にあたるので、その広さは相当なものだった。 しかし明暦の大火(1657)で寺は焼失し、浅草へ移ってしまった。

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ただ、地形をじっくり見てみると、江戸時代以前には妻恋神社の西、清水坂の辺りを源頭にした沢が末広町に向かって流れていたと思われる。古い時代を想像すると、この新妻恋坂は水田が広がり、細い小川が流れているそんな景色が思い浮かぶ。

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