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2017年9月 9日 (土)

見晴坂(中落合)

市郎兵衛坂の坂上で新目白通りを南に渡り、交差点わきの路地を入って左に曲がると見晴坂の坂上に出る。 この辺りは新目白通りが開通する以前の昭和中期は農家がぽつぽつと建つのどかな斜面の農地だった。 地形的には東の谷である不動谷と西の前谷戸の谷に挟まれた狭い高台になっている。

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写真の右側は毛利農場というかつての農家が会社化したと思われる古めの家並み。左側はいくつかのマンションが立ち並び、農地転売で開発された風景。 マンションはそれぞれに「見晴坂」の名前を冠している。見晴坂の名は商業的にも有利なのだろう。

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坂の中腹と坂下に標柱がある。 「昔、この坂上からの眺望は素晴らしく、特に富士山の雄大な姿は抜群であったという。また坂下の水田地帯は古来より落合蛍の名所として知られた。坂名はこれらの風景に由来するものであろう。」と書かれている。 やはり富士山の眺望が不動産価値を押し上げているのだろう。

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坂下は住宅と商店が密集した古い商店街に出る。 この坂下の道はかつての新井薬師道である。 現在の名は中井通り。 坂上の標高が35mなのに対して坂下は18m。 見晴坂は一気に17mを下る。大正期の地図を見ると見晴坂と西隣の六天坂の間には大きな農家が一軒のみある。 おそらくこれがかつての毛利農場なのだろうと勝手に想像してみる。  落合台地の谷を見下ろす大きな農家の縁側で遠く富士を眺めることが出来たら素晴らしい。

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