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2017年10月30日 (月)

服部坂(小日向)

大日坂下から東に歩く。 モダンな4階建の学校のような建物が文京福祉センター江戸川橋、区の福祉施設だが元は黒田小学校(後の区立第五中学校)で、戦国武将黒田官兵衛の子孫の創立。 卒業生に永井荷風、黒澤明がいる。 2012年にここを建替える折の発掘調査で神田上水の白堀(開渠)の遺構が発見された。

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道路脇の軒下にガラス張りの部分があり、そこから覗き見ることができる。 江戸時代の重要な上水は水道橋まで流れ、そこから神田川を懸樋で渡して、神田の街に水を供給していた。

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その先を左折するとまっすぐな坂。 これが服部坂である。 坂の途中の文京江戸川橋体育館の入口に説明板がある。

「坂の上には江戸時代、服部権太夫の屋敷があり、それで「服部坂」と呼ばれた。服部氏屋敷跡には、明治2年(1869)に小日向神社が移された。永井荷風は眺望のよいところとして、『日和下駄』に「金剛寺坂荒木坂服部坂大日坂等は皆斉しく小石川より牛込赤城番町辺を見渡すに良い」と書いている。坂下にある旧文京区立第五中学校はもと黒田小学校といい、永井荷風も通学した学校である。戦災で廃校となった。」

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第五中学校がある時代は、西の中学校と東の体育館は渡り廊下で結ばれていた。 この辺りの景色は以前とはずいぶんと変わった。 それでも永井荷風の書いたように、坂の上に上り振り返ると神楽坂方面をわずかに遠望できる。

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坂の上には小日向神社。  八幡坂の由来となった田中八幡と氷川神社が合祀されて、服部家のあったこの地へ移された、比較的新しい神社である。 ここまで上がると神田川の向こう岸を見渡すことができる。

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