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2017年10月 6日 (金)

胸突坂(本郷)

菊坂下から菊坂に入る。 菊坂は文化の詰まった坂で、話題に尽きないが、本来菊坂と呼ばれていたのはこの胸突坂だった。 菊坂の最初の北側の路地を入ると、カーブを描きながら急坂を上る。 これが胸突坂(菊坂)である。 いつしか本通りの菊坂に名前を奪われはしたが、坂上には鳳鳴館などの老舗旅館が残り、風情はなかなか。

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残念ながらこの坂に説明板は設置されていない。 ただ、坂上はその昔、菊畑が広がっていてそれが菊坂と呼ばれた所以だという。 そしてこの坂の傾斜が急だったために胸突坂と呼ばれるようになり、そっちが主な坂名となった。 昭和中期まではこの辺りは台町と呼ばれていた。

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江戸切絵図には「ムナツキザカ」という坂名が描かれている。辺りはほとんど町屋である。隣の新坂も江戸時代の坂だが、切絵図を見る限りでは胸突坂のほうが古そうだ。 北側は新坂あたりから向こうは本多美濃守の下屋敷だった。 本多家は家康の重臣本多忠勝の家系である。 明治になってから屋敷跡周辺は様々な文化人が住む町となった。 やはり崖のあるところには文化が集まりやすいのだろうか。

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