一行院坂(白山)
浄土宗 天暁山 一行院 満徳寺。 一行院の正式な名前である。 寛永3年(1626)現在地に草庵を結び一寺を建立したのが始まり。その後廃寺になりかけるが、文化14年(1817)徳本行者(念仏聖として諸国をめぐって念仏を広めた)が再興した。 きれいな寺院である。
白山通り側から入ると最初は傾斜があるがすぐに緩やかになる。 辺りは酒井雅楽頭の屋敷だった場所で、今の白山通りの辺りは大名庭園の大きな池だったところ。 この池は時代と共に徐々に縮小し、昭和の中頃まで存在した。
一行院がなければ歩かない坂と言えるかもしれない。 それくらいこの坂で一行院の塀はインパクトになっている。 江戸時代は一行院の裏にある通りがメインストリートだった。
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