文京区立汐見小学校の前を薮下通りが通っている。 その薮下通りのなかでも最も江戸時代の雰囲気を残した小学校前の路地の階段を地元ではだんだん坂と呼んでいる。
丸石の石垣は実は比較的時代の新しいものが多く、この石垣もさほど年数を経たとは思えないが雰囲気はいい。 階段は段差が小さく、昔はただの坂道だった可能性がある。 路地としては大正期の地図にはすでに載っているので、それ以降の開通であろう。
二段になった鉄製の手すりがアクセントになっている。 明治の末期までここは広葉樹の林になっているので、人口が増加した関東大震災前の開発で家屋が建てられたようだ。
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