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2017年12月19日 (火)

狸坂(千駄木)

大給坂は明治時代に開通した道だが、北隣の狸坂は江戸時代からあった坂道である。坂上を南北に走る薮下通りよりも西側の丘陵地(本郷台地)は千駄木御林と呼ばれた上野寛永寺の所領。 千駄木山とも呼ばれた。

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この千駄木山に登る坂道の上が狸山と呼ばれており、それが狸坂の由来という。 坂下には藍染川(昔は谷戸川と呼ばれた)が流れており、その向こうは上野台地で日暮里に続く。 日暮里にある諏訪神社の祭りが8月27日なのだが、それが終わってからもどこからともなくお囃子が聞こえてきた。 地元の人々はそれを千駄木山の天狗ばやし、馬鹿ばやしなどと言って、千駄木山の狸の仕業だと言い伝えてきた。

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東京23区内にはここ以外に麻布十番に狸坂がある。 また飯倉には狸穴坂がある。 都心にも狸がいたということなので、この辺りだったら日常頻繁に現れたことだろう。 坂上には区立駒込林町公園という旧町名のついた公園がある。 またはす向かいには、和風建築の素晴らしい建物があるが、これは武者小路千家の官休庵という茶室。 お茶の世界には多くの家元があるので、よくわからないが千利休の孫が3つの千家を名乗ってそれで「三千家」。 その三千家は、表千家、裏千家、武者小路千家に分かれるそうである。

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