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2017年12月12日 (火)

暗闇坂(本郷)

東京大学(本郷)の敷地は加賀藩前田家の上屋敷だった。 加賀藩といえば前田利家で有名な100万石のトップ大名である。赤門はその加賀藩邸の門で、加賀藩邸の敷地は東京ドーム7個分以上の広さがあった。 また下屋敷の一つが今の東京大学駒場キャンパスというわけで、東大は加賀藩の一部と言っていいかもしれない。 その東大本郷キャンパスの裏手を本郷台地から不忍池に向かって下っていくのが暗闇坂である。

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大名屋敷の裏ということで暗い道だったはず。 反対側は坂上は水戸藩の中屋敷、坂下は寺が立ち並んでいたので、鬱蒼とした樹木の間の道だったと思われる。 現在は勿論明るい道で、東大工学部の煉瓦塀が美しい。

坂の途中に説明板がある。

「江戸時代は、加賀屋敷北裏側と片側寺町の間の坂で、樹木の生い茂った薄暗い寂しい坂であったのであろう。 江戸の庶民は、単純明快にこのような坂を暗闇坂と名付けた。 23区内では同名の坂は12ヶ所ほどある。区内では、白山五丁目の京華女子高校の裏側にもある。(後略)」

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弥生門前に弥生美術館があり、竹久夢二の絵を展示している。 そのため休日はこの狭い歩道を連れ立って女性たちが歩いている。 独特の乙女チックな描画は嫌いではない。 風景画も多く描いている。ただ夢二ブランドというものが出来上がってしまい、本人は風景画を描きたいのに女性画しか売れないと嘆いていたようだ。

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