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2017年12月29日 (金)

夕やけだんだん(谷中)

日暮里駅北口から谷中銀座に向かう途中の階段。 とても有名な階段で、平日でさえ段上から谷中銀座を撮ったり、階段で記念撮影する人が絶えない。 この「夕やけだんだん」という名前は一般公募によって名づけられた。 猫が多い階段とも言われるが、昨今は人が増えすぎて猫も若干居づらくなったようだ。 少なくなった気がする。「夕やけにゃんにゃん」とも呼ばれるが、カタカナで書くとフジテレビの1980年代のあの番組になってしまう。

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坂ではなく階段になっていることで谷中銀座は自然に歩行者天国化している。勿論、南に並行する七面坂から車で回り込むことはできるが、通常そんな車はいない。 選ばれた坂名は谷中に住む地元タウン誌『谷根千』を編集する森まゆみさんという方の応募だという。編集者だからというわけではなく一主婦として応募したら採用されたという本人の説明があった。

公募は1990年だから夕やけニャンニャンが終わってから3年後、しかしこの親しみやすい言葉の音は人を集めるのに一役買っていそうだ。

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天気のいい夕方に行くと谷中銀座の向こうに夕日が沈むのが見られる。 まさに「ALWAYS 三丁目の夕日」のイメージそのままの風景を見ることができる。 谷中銀座商店街は戦後自然に発生した昭和の商店街だ。 だから老舗はない。 それでもノスタルジックな雰囲気があるのは、地元の見事なマーケティングの結実だと感じられた。

写真: 2016/5/5

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