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2018年1月 9日 (火)

ヘルマン坂 (大井)

東大井の住宅街を南北に走っている見晴らし通りにある坂。 坂下は立会川を渡る桜橋。見晴らし通りは仙台味噌蔵から南下する。ヘルマン坂上の来福寺の路地から大福生寺辺りまでが東側が崖線上になり遠くまで景色が広がることでそう呼ばれたのだろう。昔の街道は大福生寺下で大井鹿島神社方面に向かう道路だったが、大森へ繋がる幹線が大福生寺から南に繋がって「桜新道」と呼ばれ、現在はそちらが街道筋になってきている。

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坂名の由来は、戦前ドイツ人のヘルマン・スプリット・ゲルベルト氏が、この坂の途中(東大井六丁目側)に居住していたことから、いつの間にかこう呼ばれるようになった。また近くには立会川導水吐口があり、これは立会川浄化対策の一環として、品川区と東京都および鉄道会社が連携し、平成14年(2002)7月より東京駅地下の湧水を川まで導水し設置した施設。平成15年早春には立会川へボラが大挙して押し寄せた出来事もこの事業効果の現われではないかといわれている。

大森にドイツ人が多いのは、大正10年(1921)に横浜から山王へドイツ学園が移転してきたことによる。 子供の教育環境を考えると当然大森周辺に居を構えるわけで、ヘルマンもその一人だったのだろう。

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前述の桜新道へ繋がる道を整備した時に、ヘルマン氏が積極的に協力したというのも一因だろう。一方古い方の街道を西に進むと、月見橋で立会川を越えるが、立会川が開渠になっているのはここまでで、ここから上流は暗渠になっている。水源は目黒の碑文谷池と清水池。碑文谷池は2016年6月におばあさんの切断死体が上がった記憶に新しい凶悪事件の池である。

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