桐ケ谷坂(大崎)
桐ケ谷坂は中原街道の一部である。 中原街道から首都高速目黒線のランプが分かれる辺りからTOCビル辺りまでの坂道を桐ケ谷坂と呼ぶ。とても緩やかな坂で大通りをのんびりと下る。
坂上には「桐ケ谷坂上」のバス停がある。 坂の上下では15mの高低差があるが、大通りなのでほとんど坂を感じない。坂上に近い桐ケ谷交差点の角に品川区の標柱が立っていた。
「桐ケ谷坂は、もと江戸時代の中原道(中原街道)の坂を呼んでいたが、昭和初年の区画整理によって現在の中原街道ができたために、坂名もこちらに移ってきた。 昔このあたりは桐の木が多くあった土地で、また霧の深い谷地であったために、桐ケ谷と呼ばれるようになったと伝えられる。 」
かつての中原街道は一本北側の通りで、坂上をさらに上った平塚橋で今の中原街道と同じ道筋になる。 その平塚橋は丘の上なのに「橋」とつく理由は、品川用水を渡す中原街道の橋があったため。 平塚橋から戸越への都道420号線が不思議なくねり方をしているのはこの道が品川上水沿いに造られたからである。
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