富士見坂(目黒)
茶屋坂と権之助坂の間、崖線上のホテルプリンセスガーデンの南角から目黒川に向かって下る急坂。 なぜか3段になっていて、真下から見るとその段差が見えないほど傾斜がきつい。
坂の途中に「関東の富士見100景」のプレートがある(国交省設置)。 それがこの坂を富士見坂と認識できる唯一のしるし。 というのも同じような坂がこの先合わせて3本あるからである。 どれを富士見坂にしても遜色がない3本の名坂である。
国土交通省の関東地方整備局(天下り団体ではあるが)が関東の富士見百景というのを作っている。 坂に限らないが、富士山を楽しみたい場合は役立つ情報かと思う。
この3坂は大正中期以降の開通である。 明治期はこの坂の斜面の西側は水道向という地名で射撃場であった。 現在の防衛庁施設がかつては火薬製造所であったのでその傍の斜面を使ったのだろう。 そして最も西側の坂周辺が少しくぼんでいるが、そこにあったのが千代ケ崎の由来になった千代ヶ池があったところである。
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