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2018年1月29日 (月)

稲荷坂(緑が丘)

寺郷の坂の岡田長屋門の前の丁字路を南に行く路地がある。 九品仏川と呑川に削られて荏原台に出来た岬のような突端にあるのが東京工大の緑が丘キャンパス。 その台地の岬の南側(九品仏川側)にあるいくつかの坂道の内の東側の坂が稲荷坂である。 住宅街のあいだを下っていく。 また九品仏川の古い名前は丑川と呼ばれていた。

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この道が開かれたのは関東大震災の後。 震災前の地図には散り散りに農家が見られるだけの斜面だが、震災後昭和に入ったころには多くの民家が立ち並ぶようになった。 この辺りも都心の震災から逃れて来た人々の宅地だったのだろう。

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震災前の地図(大正前期)を見ると坂下あたりに鳥居の地図記号が載っている。 これが坂の途中にあったという、名主岡田家の建てたお稲荷さんだったのではないか。 それが稲荷坂の名前の由来である。

この辺りは東谷畑と呼ばれる場所で、現在の自由が丘駅北側辺りは西谷畑、その間が中谷畑といった。 自由が丘には谷畑坂がある。昭和に入ってからの町名変更で谷畑の地名は消え、緑の多い高台という意味で緑が丘となった。

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