富士見坂(青葉台)
この富士見坂(青葉台)はあまり認識されていない坂である。 松見坂の一部とする見方もあるが、いちおうここでは別枠で捕らえておきたい。 国道246号線と旧山手通りの神泉交差点の北側からすぐに淡島通りが始まる。 ここから松見坂までの下り坂が富士見坂である。
坂上から望むと山手通りとの交差点の先に相生坂ともいえそうな松見坂が続く。 ただ標高から考えると、この富士見坂の坂上は33mで淡島通りの坂上も33mなので、建物があれば富士は見えないのではないかと思う。
上の『江戸名所図会』の絵はおそらく松見坂上から渋谷方向を望んだ景色。 手前の松が道玄物見の松だろう。 下のギリギリにある橋が松見坂下の遠江橋。 この松がどこにあったかを研究している人もいるそうだが、この絵を信じればこの富士見坂と大坂の間であるように思う。この松に上れば富士も見えたに違いない。
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