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2018年2月27日 (火)

急坂(田園調布)

何ともストレートな名前の坂である。 別名を「五丁目の急坂」という。 道路標識の勾配は20%。 しかし付近の坂にはこれを超える坂道がいくつもある。 ただしどの坂も無名坂である。大正時代に開発された宅地だけに、歴史があるわけでもない。この急坂は谷筋に通されているが、昔の坂道は原則尾根筋が多い。 谷筋は崩れやすく維持が大変だからである。

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道は微妙に曲がっているので、坂上に上るまで眺望は開けない。 写真の最初の電柱のところで右側に繋がる路地があるが、馬坂に繋がっている。 この路地の勾配は22%とあり、五丁目の急坂を超えている。 もっとも周辺には20%超えの坂がいくつもある。

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あたりで一番の坂は雙葉小学校近くの26%という急坂。 だいたい25%を超えると普通は階段の坂になる。 なのにここは普通の車道の勾配だから、積雪時はいかんともしがたい。坂上の標高は42mなのに対して、坂下は10m、32mを一気に下るのである。 自動車もバイクもぜいぜい言いながら上ってくる。

高輪に都内で一番を謳う急坂「幻坂」があるが、それが29%。 ただし車は通れない。 半分階段坂である。 車道で26%というのはおそらく都内トップクラスだと思われる。 ちなみに勾配の%は『垂直距離×100 / 水平距離』であり、角度表示だと14.6度となる。

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さすがに坂上からの遠望は開ける。 川崎市高津区方面とその向こうの丘陵を眺められる。 坂の上下に標柱が建っている。

「急な大きい坂であるため、急坂と呼ばれる。『五丁目の急坂』ともいわれて親しまれ、この付近の目標にもなっている。」 とあるが、坂道全体を目標にすることはないだろう。 大正末期の耕地整理で開かれた坂道で、地元に親しまれて付いた名前だという。

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