向田坂 (等々力)
向田坂と書いて「むこんでざか」と読む。 この辺りの多摩川沿いの崖、国分寺崖線には並ぶように古墳がある。 寮の坂の脇の八幡塚古墳から350mほど上流に狐塚古墳(5世紀後半)があり、そこからさらに350mほど上流の目黒通り脇に御嶽山古墳(5世紀後半~6世紀)が続く。その二つの間には大日塚がある。
写真は狐塚古墳。 多摩川から川崎が眺望できる崖線の台地の縁にある。 この狐塚古墳の西側に谷が切れ込んでおり、その谷に向かって一気に下るのが向田坂である。
平均斜度が10度ほどあるので、18%ほどの勾配がある。 坂下の向こうは階段坂の地頭坂になる。 しかしあちらは階段坂である。 似たような傾斜を下るので自転車だとかなり怖いだろう。
向田坂の資料はほとんどない。そのためかどれが向田坂かの説が複数ある。 坂下に田んぼがあってそれに向かうから向田坂という由来だという説もあるが、定かではない。
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