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2018年4月 9日 (月)

宮の坂(宮坂)

宮坂(みやのさか)は東急世田谷線の駅である。 坂名がそのまま駅になった例としては東京都内には例を見ない。 志村坂上が近いが、坂名のままではない。 宮の坂の宮とは駅の傍にある世田谷八幡宮である。 昔は宇佐八幡という名の神社だったが、いくつかの神社を合祀するうちに世田谷八幡宮となった。 大分県の宇佐八幡宮は全国の4万柱の八幡の総本社で、世田谷八幡宮となるといささかローカル感がある。 元の宇佐八幡の方が個人的には良かった。

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関東の神社の歴史にしばしば登場する源義家が勧請したのが寛治元年(1087)なのでもうすぐ1,000年の歴史を有する。 境内には相撲場(観客席付きの土俵)があり、昔は「江戸三相撲」のひとつに数えられたほど大掛かりなものだった。 その歴史もあってか境内には力石が9つも並んでいる。

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神社の東側に沿って緩やかに上る坂が宮の坂。 誰ともなく普通にそう呼ばれるようになったという。 この坂道は半田坂から南に続く大山街道で、道は上町を経て大山道へと繋がっていた。

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昔はもっと急な坂だったらしいが、東急世田谷線沿いということもあり、かなり改修されて緩やかになった。 境内の中の傾斜が本来の土地の高低差だと思われる。 神社の北側を東西に滝坂道が走っている。 大山街道と滝坂道の交差点、かつボロ市に近い郷社ということで、古くから賑わってきた神社の脇の坂は道幅もいびつで古道の雰囲気を濃く残している。

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