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2018年4月11日 (水)

小坂(上馬)

三軒茶屋から国道246号線を下っていくと、間もなく左斜めに旧道が分岐する。 500mほど進むと再び現在の国道246号(玉川通り)に合流するが、街灯には旧街道らしく「大山街道」のシールが貼ってある。 途中には古い商家の建物も残っているが、古風な建物がバイク屋さんだったりする。

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緩やかな坂だが、かつての大山街道が茶屋下橋で蛇崩川を渡っていたところから上馬方面への上り坂になっている。 この旧道が分かれている区間だけは玉電は単独軌道だった。 明治時代は三軒茶屋を過ぎるとすぐに田園地帯が広がっていたが、明治に玉電が通ってからはこの旧道沿いにも何軒か商家が見られるようになった。

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小坂の上りが始まると家が増えて、現在の上馬交差点の辺りが上馬の本村で民家がたくさんあった。 現在の環七の筋には品川用水が流れていた。 用水は尾根筋に通されるので、ここが一番高く、蛇崩川が一番低い。 蛇崩川は水量の少ない川だったが、一旦大雨に降られるとたちまち氾濫する川だった。 蛇崩という名前はまさにそういう川の性格を表している。 特に大山街道の付近(中里地区)には池が出来、上流から大きな木材が流されてきて溜まったという。 周辺の人はそれを片っ端から引き揚げて燃料の足しにしたというから、昔の人はたくましい。

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坂上に近いハイム清光園の前に地蔵尊がある。 正保2年(1645)に立てられた地蔵がある。 妙にいろんなものがくっついているので、いささか怪しげな雰囲気を醸し出しているが、地蔵尊だけは400年近く前のものである。 反政府ビラのようなものがいつも掲示されている。 先日は「安倍おろし…」という見出しの日刊ゲンダイが貼り付けてあった。 地蔵にだけは敬意を表したい。

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