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2018年5月18日 (金)

初台坂(初台)

代々木八幡神社のやや北側、初台南の交差点で山手通りから分岐するのが初台坂。 ほぼ山手通りに並走して京王新線の初台駅に至る道である。 山手通りが建設、整備されたのは戦前から戦後にかけて、それまでは初台坂が南北の幹線だった。 その初台坂の坂下には昔、初台川という川が流れていた。 宇田川に注ぎ、渋谷川に至る川である。 現在もその欄干が残っている。

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初台坂下には細い人道路地があるがそこを入った先にこれがある。山手通りから見た時にこれは暗渠だと思い足を踏み入れてみたら図星だった。 この欄干は初台橋のもので、川は甲州街道南側の玉川上水のある本町1丁目あたりを源頭に流れている。 この川が谷を形成し、その東側の崖線にとりついたのが初台坂である。

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初台という地名の由来は、初台の局、徳川秀忠(二代将軍)に仕えた奥女中である。現在の西参道口(高速道路のカーブが交わる下)にある正春寺を起こしたのがこの初台で、墓所は境内にある。

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新道の開通により旧道が静かになった例は多いが、この坂もまたそんな坂である。 それでも明治時代までは低地は田んぼ、丘の上は雑木林という武蔵野の風景であった。明治時代の地図を見ると、この坂の周りには竹林も多い。 賑やかな甲州街道の裏手にある農村である。

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