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2018年5月17日 (木)

切通坂(代々木八幡)

代々木にも切通しの坂という坂があるが、こちらは代々木八幡宮の南側を切通しで抜ける坂道である。 代々木八幡の境内には縄文遺跡がある。「代々木八幡遺跡」というが、約4,500年前の住居跡が昭和25年に発掘され、境内に復元してある。 当時は縄文海進の時代で、現在の小田急線あたりは東京湾の波打ち際だった。 渋谷川流域の入江は一部汽水域もあり、食物が豊富で暮らしやすかっただろう。

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この切通しの坂は見事だが、江戸時代から切通しの道だった。 周りに数多道路があるが、明治初期以前はこの道が唯一八幡へのアプローチルートだった。当時はこの切通しの真ん中からまっすぐに社殿へ参道が上っていたようだ。 現在は山手通り側に付け替えてあるが、途中で参道が曲がっているのはなぜだろうと思っていた。 古地図を見て、やはり南側からまっすぐなアプローチだったことが分かった。

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渋谷区の資料では、古い時代からの切通しの道で、明治から昭和の初めまでは、郊外の農民が野菜を荷車に積んで、上澁谷や青山久保町にあった市場に出荷するためこの道を通ったという。 赤土でぬかるんで滑りやすい道だったので難渋したと伝えらえる。

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