レンガ坂(中野)
レンガ坂を坂道シリーズに入れるかどうかいささか悩んだ。 しかし、こういう坂があってもいいという広いフトコロで道を見るべきかもしれないという点から、あえて含めた。 いつからこの路地がレンガ坂になったのかはわからない。 2010年以前から煉瓦道にはなっていた。 レンガの歩道に「レンガさか」という埋め込みがあった。
2013年頃に入口のモニュメントが新たに設置され、RENGA ZAKAと表示された。 渋谷ののんべえ横町や新宿の思い出横丁(小便横丁)、吉祥寺のハーモニカ横町を目指しているのだろうか。 個人的には昔の地名「桃園」の方が魅力的に感じるので、桃園坂でも良いような気がする。
通りは結構賑わっていて商店会もある。中野レンガ坂商店会という。三菱UFJ銀行とドラッグストアの間を入っていく。 いずれにせよ、この辺りは江戸時代はお犬様のいぬやしきが広がっていた場所である。ここを通り、「五の囲」のいぬやしきに入る。
5代将軍綱吉は、それまでの将軍が中野近辺で鷹狩りを好んで行ってきたのに対し、この一帯を「お囲い(巨大な犬小屋)」にしてからは鷹狩りをやめたという。 それを暴れん坊将軍?吉宗が復活させたというのもまた面白い。 その吉宗がここを気に入り、桃を植えさせて桃園になったというのが地名の由来である。
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