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2018年5月27日 (日)

鳥見坂(中野)

中野区中央5丁目の区立桃花小学校の前にある坂道。 以前は桃園第三小学校という校名だったが、2008年に桃丘小学校、仲町小学校を併合して桃花小学校となった。桃丘小は中野駅南口すぐ西側、仲町小は堀越学園近くだったので、児童はかなり遠くから通学しなければならなくなった。小学校の統廃合は行政の効率化の課題。 子供と老人が住みにくい街を作ってはいけないように思う。

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坂下には桃園川の暗渠と大久保通りが通っている。 大久保通りは中野駅の南側で桃園川の左岸から右岸へ大きく曲がっているが、大久保通りができた関東大震災後はまだ駅周辺にしか民家はなく、この辺は田んぼだったから、駅南側の民家を避けて、道を通しやすい農地に沿って曲がったのではないかと思われる。

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鳥見坂は学校の南側から西側へ回り込むようにカーブして下っていく。 校庭には大きなケヤキがある。樹齢600年と言われる通称「千年ケヤキ」で、学校のシンボルになっている。そのケヤキが見下ろす鳥見坂は江戸時代からあった古い道で、明治大正時代も甲州街道側から谷に下り中野駅に向かう道として使われていた。 この通りの古い呼び名が「お鳥見通り」で坂名はそこから来たものである。鳥見の意味は分からないが、将軍の鷹狩りと何か関係がありそうな名前である。

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坂下には桃園川の古い橋の欄干が残されている。 こういうのはとてもうれしいものだ。 親柱には「かう志んばし」と彫られているが、庚申橋だろう。 桃園川暗渠は橋の欄干や親柱が比較的多く残されている。一見無駄に思えるかもしれないが、土地の記憶というものは人々の心の支えにもなりうるので、ぜひ残してほしいものである。

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