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2018年5月16日 (水)

弥之助坂(代々木上原)

代々木上原と代々木八幡の間、宇田川の上原支流から台地に上る坂道。 1978年に千代田線の代々木公園駅から代々木上原駅間が開通し、この坂の150mほど東側で千代田線が地下に潜る、その手前の高架工事により、坂の道筋は大きく変えられてしまった。

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谷筋からはいきなり鉄道高架をくぐって左にカーブする。 元の道はまっすぐに谷筋へ下りきり、そこに踏切があった。 しかし高架になったことで、弥之助坂は線路手前で線路沿いに西へ40mほど迂回させられることになった。

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傾斜地の多い東京西側は高架と地下(切通し)が繰り返す鉄道路線が多い。 小田急も東急も実際には上り下りを繰返す。 京王線は玉川上水沿いを走るので高低差は少ない。 甲州街道といい、玉川上水といい、昔の人は地形をよく知っていたものである。 京王線笹塚・調布間が1913年、小田急線と東急東横線が1927年だから、やはり高低差の悩みのない京王線が早かったのは納得である。

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線路から離れるところからが本来の弥之助坂である。弥之助坂の坂名の由来は、渋谷区史にある。 享保年間(1716~1736)の富ヶ谷の住人、池上弥之助の所有地前にあったので弥之助坂と呼ばれた。

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大正時代までは坂下は田んぼが広がり、西隣の旭坂とこの弥之助坂のみが坂下から台地に上がる道であった。 現在も坂上からは新宿のビルが望める。 地元ではこの急坂をシリモチ坂と呼んでいたらしい。 今よりもさらに急な坂道だったことがわかる。

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