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2018年6月 4日 (月)

三年坂(杉並区成田西)

三年坂という坂道は都心にもいくつかある。だいたいがこの坂で転ぶと3年以内に死ぬという根拠のない伝説めいた理由で付いた名前。 そして近くには墓地か寺があるというパターンである。 杉並区の五日市街道近くにある三年坂もその域を出ていないことが歩いてみて分かった。

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杉並第二小学校の校門前に杉まるくんというコミュニティバスの三年坂というバス停がある。 バス停名になっていることがうれしい。 そして、校門脇には区教育委員会の説明を書いた金属板が立っている。

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「この右手の坂道は「三年坂」と言われていますが名称の由来は、はっきりしていません。三年坂と呼ばれている坂は、京都や熊本地方などにも数多くあり、坂名の由来について様々に言われているようです。

東京では、江戸時代より三年坂と呼ばれていた坂は、旧東京市内も六か所ほとあるようです。いずれも、地域の境界にあり、昔は急坂で、寺院や墓地がそばにあったり、または、寺院から見えるところにある坂ばかりです。

この坂で転んだものは、三年きり生きられないとか、三年たつと死ぬとか言われた伝承がありました。当地のこの坂も、ほぼ同様のいい伝えが残されており、かつては、尾崎橋から宝昌寺北へ一直線に上がる坂で成宗村の村境に位置していたと思われます。

明治時代のころの地図でみますと、崖端を直線で登る車馬の通行困難な急坂で、宝昌寺のうっそうとした森と杉二小の崖に挟まれた昼でも暗い、気味の悪い物騒な感じのする所だったようです。そこで、人々は坂の往き来に用心が必要だと言うことから三年坂の名をつけたのではないでしょうか。

通称地名には、昔の杉並をしのばせるものがたくさんあります。この坂の地名も大切に伝えてゆきたいものです。」

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現在でもかなりの勾配の坂になっている。 坂の南側は宝昌寺という寺と墓地である。 しかし北側が小学校なので、子供たちの声が響いて明るい。 さらに坂下は善福寺川緑地の広場になっていて、周辺の子供たちの遊び場になっている。

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