富士見坂(豊島区高田)
数多ある東京の富士見坂のなかでは新しい坂である。 坂上で名坂日無坂と分岐して南南西に下る。 目白台の神田川側の傾斜はきつく、この坂も坂上から望むと滑り台を滑るような景色である。 歴史が浅いからだろうか、説明板などは無く、坂上の民家に黒御影石で、「明治百年記念 富士見坂 高田富士見会」とある。
この富士見坂と日無坂の間の民家がいつまで残るかは坂好きとしては興味のあることだが、東京の眺望ある好立地だから魔の手はすでに絡みついて再開発を間近に控えている可能性は高い。 この民家があるかないかで、富士見坂の魅力も、日無坂の魅力も、大きく変化する。
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