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2018年6月27日 (水)

富士見坂(豊島区高田)

数多ある東京の富士見坂のなかでは新しい坂である。 坂上で名坂日無坂と分岐して南南西に下る。 目白台の神田川側の傾斜はきつく、この坂も坂上から望むと滑り台を滑るような景色である。 歴史が浅いからだろうか、説明板などは無く、坂上の民家に黒御影石で、「明治百年記念 富士見坂 高田富士見会」とある。
Dscn4586_2 この富士見坂と日無坂の間の民家がいつまで残るかは坂好きとしては興味のあることだが、東京の眺望ある好立地だから魔の手はすでに絡みついて再開発を間近に控えている可能性は高い。 この民家があるかないかで、富士見坂の魅力も、日無坂の魅力も、大きく変化する。
Dscn4582 富士見坂側の路肩にはお年寄りが下るのに設置したのか鉄製の手すりがついている。 それだけ坂が急だということである。 富士見坂というから富士が見えるかというともちろん見えない。 坂を下る際に右手の方向に富士山はあるはずだが、昭和の前期なら見えたであろう。 話によると1980年代までは見えたようだ。坂の正面には新宿の高層ビル群が遠望でき、これはこれでよい眺めである。
Dscn4578 過去の地図を見てみると、昭和の初期に開かれた坂道のようである。日無坂も同時期だろうか、大正時代の地図には載っていない。 坂上の標高が30m、坂下が11mで、100m程度で19mの高低差を下るのだから、勾配としては19%、角度は10.8%ある。 なかなかの坂であると思う。

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