山王坂(杉並区松ノ木)
京王井の頭線永福町駅前で井の頭通りと交差する南北の道は古道である。 甲州街道の下高井戸から永泉寺坂を下り神田川を渡る。永福町の駅前を通り、大宮八幡宮の参道に至ると、さらに北上し善福寺川を渡り、青梅街道に至る道である。 永福町駅の北側は左斜めにはいる細い道が古道でいささかわかりにくいが、大宮八幡を目指せばほぼ間違いはない。
大宮八幡先で善福寺川を越えると、和田堀公園の間を進む。 この辺りは川沿いでもあり、古くから人の営みがあった場所。 松の木遺跡の復元住居は古墳時代のものだが、実際には縄文時代の発掘物も多いようだ。 そんな川沿いから北に上っていくのが山王坂である。
カーブしながら上っていく様子は古道であることの証でもある。 山王坂の名前の由来は、この台地に山王社の小祠があったのでこの名が付いたという。 坂下の和田堀公園には池があり、カワセミも棲んでいる。 様々な鳥類が集まり、バードウォッチャーも多い。
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