有松坂(豊島区駒込)
駒込駅南口の六義園の角から北西にまっすぐ伸びる道は江戸時代の道である。 六義園は奈良の大和郡山藩(15万石)の下屋敷で今でも六義園の人気は高い。 この斜めのまっすぐみちの奥に染井霊園があり、その手前には北島康介、寺川綾を輩出した東京スイミングセンターがある。
この東京スイミングセンター前から北に下る道がある。 これが有松坂。 この道も江戸時代からの道である。 江戸時代、駒込駅からのまっすぐな道には植木屋が立ち並んでいた。 有松坂の由来は単純というか、かつて坂上に有松という人が住んでいたために呼ばれるようになったという。
有松坂は植木屋通りから谷田川(藍染川)に向かって下っていく。 谷田川の源流はこの辺りで二つの流れに分かれていて、南側の流れが坂下になる。 そこには法成寺という寺があるが、これは昭和になってここに移転してきたもの。 昔は傾斜地は植木の栽培、川沿いの低地は田んぼが広がっていた。
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