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2018年8月31日 (金)

石坂(北区赤羽台)

赤羽八幡神社は赤羽台の最も北東の突端にある。 西側は星美学園だが、戦前は赤羽工兵隊の兵営だった。明治20年頃から工兵営が作られ、赤羽には多数の軍施設が出来、日清・日露戦争の頃は戦争景気に赤羽が一気に栄えたという。 そんな一角にある八幡神社だが、創建は古くて不明、少なくとも1000年は下らないという。 その赤羽八幡神社の参道の階段が石坂である。

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この赤羽八幡は新幹線が下をトンネルでくぐっている事でも有名。 赤羽駅を過ぎて大宮方面へ向かうとすぐにトンネルに入るが、そこがこの八幡神社の境内。 トンネルは稲荷の坂上にある東京北医療センターの足元で再び地上に姿を現す。

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この神社で違和感を感じたのは、社殿よりも社務所の方が数m高いところに建っていることである。 そして新幹線と埼京線はこの社務所の下を走っている。 過去の地形図ではそれほどの高低差は見られない。 新幹線を下に通したときに盛土をして建て直したようだが、社殿から22段ほどの階段を上って社務所に行くパターンは他に例を見ないように思う。

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境内の端からは、鉄道ファンなら垂涎ものの景色が見られる。 足元に潜り込んでいく新幹線と埼京線、その向こうには曲がりながら東に避けていく京浜東北線と高崎線。 訪問時も何人かの撮り鉄ファンがいた。

ちなみに石坂というのはこの階段下にある石碑に彫られているだけで、他には何の説明書きもない。

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