念仏坂(北区赤羽北)
殿山の坂を上りそのまま進むと、袋町公園に出る。 その先から崖線下に降りるのが念仏坂である。坂の南側は巨大マンションの東京メガシティ。 この辺りの風景を一変させた。 マンションができる以前は雪印乳業の東京工場(2002年に閉鎖)。
「かつては、細い淋しい坂であったが、今日では整備されている。登りきったところに真頂院持の墓地がある。坂の名はその故か。」と北区のHPには書かれている。 しかし墓地などどこにもない。 ただ大正時代の地図を見ると念仏坂の坂上には墓地の地図記号がある。 それで念仏坂と呼ばれるようになったのかもしれない。
殿山の坂同様に車の通行は不可である。 傾斜が急なので手摺りがついている。 この崖線についてだが、小豆沢の地名と関係がある。 江戸時代この辺りは小豆沢村という農村だった。 アズというのは崖を意味する言葉で、多摩地区のハケと同じ意味である。当然湧水などが集まった小沢もあったりして、崖の沢の村の意味で小豆沢となったのだろう。
| 固定リンク | 0
コメント