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2018年8月19日 (日)

蛇坂(北区赤羽西)

稲付城の突端台地から北の弁天通りに下る坂はいくつかあるが、この蛇坂は緩やかにカーブしながら崖線を斜めに上っていくのが特徴である。 坂の初めは少し勾配があるが、すぐに傾斜がなくなる。 そこからはじわじわと緩やかな坂で上っていく。

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緩やかなので高度が上がっていることに気づきにくいが、途中までくると傾斜がややきつくなってきて曲がりながらの上り坂になる。 中腹の辻ではすでに稲付城側から下る坂も、低地に下りる坂もかなりの階段坂になっていて驚く。

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この辺りで坂の中腹に達している。 坂の曲がり具合から蛇坂と呼ばれるが、六右衛門坂の別名がある。坂上に旧家、鈴木六右衛門氏宅があってそれが由来である。また周辺の江戸時代の村名は稲付村。 これは洪水で荒川沿岸の村々の稲がこの辺りに流れ着いたことから付いた地名。

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坂上に標柱が立っている。

「この坂は蛇のようにくねっているところから名がついた。蛇坂とその西にある市場坂の谷を北谷(きたやつ)といった。谷の奥に湧き水があり釣堀があった。夏の夕暮れどきこの谷の空を埋めつくす程ヤンマが飛び交い、この坂でとんぼ採りをする子供でにぎわったという。」

北谷というのはこの谷の川が江戸時代は低地の両側に流れていて、台地側の人々はこの谷地で自然に戯れる子供時代を送ったのだろう。

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