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2018年9月29日 (土)

百々女木坂(板橋区成増)

百々女木(スズメキ)か百々向(スズムキ)かは両方あって混用されている。 川の名前はほぼ百々向川とされているようだが坂名は百々女木坂である。地方にも同じ地名jがあるが「どどめき」と読ませる場合が多い。成増の百々向川は川のせせらぎの音、あるいは雀の鳴き声からつけられたとされているが、いささかはっきりとしない。

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百々女木坂は成増駅北口の区立図書館裏から北東に上っていく坂道。 この道は江戸時代からある村道で、川越街道から上赤塚への主要道だった。現在もこの成増台の上を走る生活幹線のひとつである。 坂の脇には赤塚第二中学校と成増増ヶ丘小学校がある。並んでいるのに違う地名を冠しているのがいささか疑問でもあった。

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坂上と坂下の高低差は6m程度だが、これは百々向川が極めて小さな河川だったので、それほど深い谷を形成できなかったためと思われる。しかしその浅さのおかげで、江戸時代もさほど急な坂ではなかったようである。 現在はほぼ直線になっている。

百々向川は赤塚新町三丁目付近の湧水を水源として成増を流れ、旧白子川に注ぐ僅か1.8㎞の沢というべき小河川だった。流域の宅地化が進んだ昭和50年頃に暗渠化された。

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坂下の図書館の傍に百々向川の暗渠が通っている。地面よりもかなり低い。 後に成増駅周辺の川跡は盛土をしてかさ上げしたようだ。 ちなみに百々向川の下流に「百向」という地名がかつてあった。 しかし読み方はスズメキやスズムキではなく、ズウコウというこれまた不思議な読みである。 文字からするとこの地名も由来の可能性はあるかもしれない。しかしそうなるとズウコウがスズメキ(スズムキ)に転化した理由がわからない。

Photo:2016/11/5

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