石坂(板橋区成増)
石坂はまっすぐな坂道だが、戦前は現在の道とはかなり違うルートを取っていた。この上の成増台最北西端の台地は俗称「ドヤマ」の台地と呼ばれた。ドヤマの由来は分からない。ただ建物がない時代をイメージするにはすぐ近くの崖線にある成増四丁目緑地を見ていると浮かんでくる。
その台地の南に流れる小井戸川に架かる橋から菅原神社(成増5-3)のある台地に上るのが石坂で、この坂の名の由来は,成増村になる前の地名が石成村の小字成増であったので関係しているのかもしれない、と「郷土 板橋の坂道」にある。
菅原神社の創建年代は不詳ながら、延宝7(1679)江戸末期には「山王社」と号して成増村の鎮守社だったと伝えられる。明治2年(1869)には天神社と改称、明治7年(1874)菅原神社として村社となった。御祭神はその名のとおり菅原道真。 江戸時代には青蓮寺が別当となっていた。
Photo:2016/11/5
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