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2018年10月22日 (月)

お伊勢坂(板橋区徳丸)

徳丸は前谷戸川水系の削った谷と台地が蒔絵のようになった地域である。 昭和後期になって再開発が進み、前谷戸川沿いを西徳通りが東西に走り、南北に徳丸石川通りが薬研状に走っている。 その二つの通りの交差点が徳丸五丁目郵便局裏。 この辺りの道路は概ね1970年以降の開発によって整備された。

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そのため昔からの道路と直角に接続していない箇所がいくつもある。上の徳丸五丁目郵便局裏から南へ上る坂は1990年代に開かれた極めて新しいもの。しかし坂上は江戸時代からの道路である。 この坂の上部から、東に分岐する道路が古道で、お伊勢坂という。

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従って徳丸石川通りのうち、お伊勢坂に当たる部分は坂上の数十mのみで、あとは上の写真の右端にある横断歩道のある道へとお伊勢坂は曲がっていた。 そちらも現在はきれいに整備された道路になっているが、その道が坂を下り前谷津川を渡っていたのである。

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お伊勢坂は区立徳丸福祉園の前を下って西徳通りに出る。 お伊勢坂の名前の由来は、坂上に伊勢神社が祀られていたことによると伝えられるが、それらしき痕跡見当たらなかった。 ただ坂上のバス停が「おいせ坂上」となっており、お伊勢坂の名前を残しているのが喜ばしかった。

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この辺りの前谷津川流域にはほとんど縄文弥生時代の遺跡はなく、古い時代には人間の住めない環境だったと思われる。 坂下の標高は15m程度なので、縄文海進時代も海ではなかった。やはり海岸に近いほうが住みやすかったのであろう。

photo : 2016/11/12

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