雪見坂(大田区東雪谷)
東京に雪の付く地名は雪谷のみです。 東雪谷の雪谷八幡神社前の坂が宮前坂ですが、そこから少し南東に行くと、雪谷の雪見坂があります。 北国の人にしてみたら東京はちょっとの雪でもすぐパニックになる点でいささかお笑い種でもあるのですが、この坂道は雪が積もったら雪国の人でも登れないのではと思うほどの坂です。
坂は石川台希望ヶ丘商店街からすぐに上りになりますが、少し進んだところから傾斜が強くなり、坂上で再び緩やかになっています。 しかし坂はそこからも高度を増していくのです。 急な部分の勾配は18%。 車やオートバイも慎重に昇り降りするくらいの傾斜です。 宅急便のトラックはサイドブレーキでは止まりきれません。 ギアをPに入れ、木製のストッパーをかませていました。
坂上に近づくと遠くに武蔵小杉のビル群が良く見えてきます。 雪見坂の名前の由来は、かつてここから富士山の頂の雪が良く見えたためだといいます。 道は昭和初期耕地整理で出来た道。坂上は権現坂の坂上と交差しています。 坂上と坂下にある標柱には、昭和6年から9年の間に道路が整備されその後雪見坂と名付けられたとありました。
photo : 2018/11/26
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