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2018年12月 4日 (火)

中の坂(練馬区向山)

向山庭園のあるどんぶり坂から200mほど西にあるのが中の坂。 この坂も薬研状の下って上る坂道ですが、坂を作った沢の名前は分かりません。 300mほど西にある暗渠筋は、暗渠の道も明確ではっきりしている向山ヶ谷戸支流(貫井川の支流)ですが、中の坂の沢は調査も空しく不明でした。 暗渠マニアでもここの沢の名を明示している人はいないようです。

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住居表示でいうと坂の北側は向山3丁目21、南側は向山3丁目6。小さい沢の窪地とは言え、底の部分は周辺より5mも低くなっています。小沢とはいえ水の力というものは感心するほど凄いものがあります。

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この辺りの住宅開発が進んだのは大正時代に入ってから。 明治時代には隣まで100mも離れているような農村地帯でした。 辺りは明治時代は向山ヶ谷戸という地名で、ゆっくりと開発が進み、大正13年には12戸の借地組合で結成された「城南住宅地」としてスタート、今でも閑静な郊外住宅の環境を保っています。ここが組合という民間の連携で100年もの間環境を守っていることは、この東京においては素晴らしいことです。

photo : 2018/11/8

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