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2019年2月12日 (火)

目黒川の暗渠部分(世田谷区池尻)

目黒川は烏山川と北沢川という二つの支流を集めて天王洲アイルで東京湾に注ぐ独立河川である。 勿論この二つ以外にも目黒川には、蛇崩川、空川、谷戸前川、羅漢寺川などの支流がある。

目黒川のこの辺りには昔は水車が沢山あった。 代表的なのは加藤水車という水車で、その対岸にも進藤水車という水車があった(明治初期)。大山道があり、物資の輸送が容易で、農業、工業に役立っていたという。

目黒川は玉川通り(国道246号線)の大橋から上流が暗渠になっているが、そこから遡上すると650mで烏山川と北沢川の分岐点になる。 目黒川としてはこの650mだけが暗渠区間である。 暗渠区間のほとんどは目黒区ではなく世田谷区になる。

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ただし池尻大橋駅そばの看板は目黒区の設置、だから暗渠部分は描かれていない。 このみどりの散歩道の地図はこの場所から暗渠を上るのには全く役に立たない。

もちろん川に蓋をした状態なので、舗道のタイルの下には目黒川が流れている。 紛らわしいのは舗道に沿って親水設備があることだ。 これは新宿区の落合水再生センターできれいにした再生水を、代沢せせらぎ公園(北沢川暗渠)の地下にある施設でさらに浄化したものを流している。

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この再生水の流れには、鯉、オイカワなどが泳ぎ、カルガモやコサギがやってくる。 周辺の住民もにこやかに散歩している。 水辺があると人は穏やかになるものだ。 ただ、リスクのない水辺はゲームと変わらない。 子供のことを考えるとリスクがあって、それを学べる水辺が必要なのではないかと思う。

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やがて暗渠は東仲橋という橋の跡に差し掛かる。 東仲橋で暗渠と交差する道は古道で、厚木街道(大山道)の池尻と滝坂道の代田を結ぶ道。 大山道の一つ上流の橋がこの東仲橋であった。ちょうどこの橋の北側が急な河岸段丘になっていて、台地上に上るための長い階段がある。

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この河岸段丘は暗渠緑道から13m高い。 眺めがとてもいい。 江戸時代はこの台地はすべて徳川家の鷹狩のための駒ヶ原御用屋敷だった。家光らはここから目黒川流域を眺めて、楽しんでいたのかもしれない。

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東仲橋から100mほどで北沢川、烏山川の分岐点に到着する。 北沢川の源流は上北沢あたり、烏山川の源流は千歳烏山を越えて久我山手前の高源院の烏山の鴨池と言われる。もっとも北沢川も烏山川も多くの支流を集めているので、源流が沢山ある。 なかなかすべてを巡ることは難しい。

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