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2019年2月28日 (木)

若林小学校前の庚申塔(世田谷区若林)

若林小学校は淡島通りが途切れるあたりにあるが、元々この地は若林村の中心で若林本村と呼ばれた場所。 小学校の北側を東西に滝坂道が走り、南側は滝坂道から分かれて上町や宮の坂へ向かう古い道筋である。 また小学校の東側を南北に走る通りも古道で、甲州街道と大山詣での厚木街道を結ぶ主要道であった。

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堂宇には2基の庚申塔が祀られている。 小学校の南西角の向かい側になる。 南北の古道と上町・宮の坂への道のの交差点に位置する。 右側の方が古く寛保元年(1741)の青面金剛像、駒型。 左の方は宝暦14年(1764)で、いずれも下に三猿がある。

右の庚申塔は願主了元井上久兵衛とあるが、明治時代にはこの辺りに井上家はない。左の庚申塔は村の講中で根岸氏が中心になって建てたように書かれている。

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江戸時代の半ばにはこの辺りの村は幕府の鷹場に指定されて禁漁区となり、さらに高井戸宿の助郷村となりかなり苦しい労役を強いられたという。 しかし明治以降は、烏山用水が周りの田んぼを潤して豊かな村になった。 小学校の北隣には若林村の村役場も建ち、賑わった辻だったのだろう。

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