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2019年3月 4日 (月)

経堂の馬頭観音(世田谷区経堂1丁目)

馬頭観音は結構いろんなところにある。 自然石のもの、文字塔、三面六臂の像など様々な形をしている。 三面六臂の数違いのバリエーションもあるが、基本的な馬頭観世音の姿というのは三つの顔を持つ菩薩の化身。 牛馬に関係する職業の人々が動物の供養のために建てたものや交通安全を祈願したものが多い。

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古道滝坂道は経堂辺りで南北二つのルートがあるが、南ルートと北ルートの間を繋ぐ道があり、その辻に建っているのがこの馬頭観音である(経堂1-22-14)。 江戸時代はこの辺りがもっとも民家が多かった地区。 東西は滝坂道だが、南へのルートもあり菅刈庄という水田地帯を抜ける村道が繋がっていた。

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造立年は不明だが、馬頭観音は明治以降のものも多く、石の傷みを考えるとかなり後の時代のものだろうと思われる。 正面には西 ふちう道(府中道)、右面は南ふたこ道(二子道)、左面は北たかいど道(高井戸道)とあるが、古い地図を見ても交通の要所というほどの辻ではない。

もっとも経堂の南側には烏山用水(烏山川)が流れており、辺りは菅刈荘と中世から呼ばれた一面の田んぼだった。烏山川を渡る南方面の橋は二つ、経堂農大通りの経堂大橋と、現在の千歳郵便局近くの新道橋。 昭和に入って小田急線が開通すると、経堂駅周辺は急速に住宅開発が進んだが、南側の烏山川流域は戦後までのどかな田園地帯だったが、高度経済成長期から開発が加速し、その風景はもう見られない。

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