« 杓子稲荷と古道(世田谷区梅丘) | トップページ | 成子天神と富士塚(新宿区西新宿) »

2019年3月 2日 (土)

淀橋咳止地蔵尊(新宿区北新宿)

西新宿の高層ビルの一角に地蔵尊がある。 こういうコントラストは粋である。 大手町の清正の首塚のようなおどろおどろしいものではないが、すぐ近くにある成子天神の巨大な富士塚やこの淀橋咳止不動尊は時代を超越しているようで、心が洗われる。

Cimg1961
この場所に地蔵尊がやってきたのは平成18年(2006)。 それまでは現在の新しい都道302号線の南側、新宿フロントタワーが建っている敷地の一角にあったが、道路開発とビル開発による立ち退きで現在の地に、地元の地蔵講の方々が移したもの。

高層ビル開発が始まるまではこの辺りは柏木と呼ばれ、比較的のどかな街だった。木造家屋が立ち並び、路地のある雰囲気のいい庶民の街だったのである。 それがあっという間に変わっていった。 新宿の変化は恐ろしいものがある。

Cimg1957
淀橋咳止地蔵尊の造立は宝永5年(1708)。富士山の宝永噴火の翌年である。 噴火によって胸を患った人が多かったのだろうか。 それで咳止となったのではないかと考えてみると面白い。 堂宇の裏には巴講睦と彫られた石柱もあり、鎧神社の氏子である巴講の人々が協力して、旧柏木地区としての協力のもとに移転が成立したようだ。 21世紀の西新宿エリアにまだ講中があったことにも感動した。

Google Map Link

|

« 杓子稲荷と古道(世田谷区梅丘) | トップページ | 成子天神と富士塚(新宿区西新宿) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 杓子稲荷と古道(世田谷区梅丘) | トップページ | 成子天神と富士塚(新宿区西新宿) »