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2019年4月 7日 (日)

梅丘の稲荷と庚申塔(世田谷区梅丘)

2013年9月に数十年来の計画道路が一部開通した。世田谷通りの東急世田谷線世田谷駅前から梅丘へ抜ける道で、工事期間だけでも20年近くかかっている。世田谷区にはこういう道路が多い。新道が通ると旧道がぶった切られるわけで、この新道は滝坂道を横切って南北に走っている。滝坂道は尾根筋の街道で、交差点の梅丘二丁目からは南方向も北方向も下り道である。

昨今、魔の交差点と言って狭くて信号が付かないという話が出るが、テレビで放送される程度の交差点は世田谷区なら結構信号が付いている。単なる公安委員会の言い訳ではないかと思うのだ。

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さて南側の下り坂の途中から西に入る路地に稲荷神社と庚申堂が並んでいる場所がある。いずれ開発による撤去が起こるかもしれないような場所である。庚申塔は一基のみ。 板状駒型で青面金剛像に三猿の典型パターン。 造立は宝永5年(1708)とある。富士山の宝永大噴火の翌年の造立である。

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路地奥で南北に走る路地に合流するが、この南北の道を北に進むと滝坂道を横切って杓子稲荷神社に達する。従って、この南北の細路地は江戸時代以前の鎌倉道だと考えられる。 今はほぼ完全に住宅街だが、鎌倉時代から室町時代にかけては、街道の交差する交通の要衝だったはず。また室町時代に世田谷を支配していた吉良氏の世田谷城の地形上の東の端はこの辺りになる。曲がりだらけの路地を歩いていると、室町時代の記憶が刻まれているのを感じることが出来る。

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