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2019年4月28日 (日)

東山の馬頭観音(目黒区東山)

目黒区東山という場所、現在は広い公園と中層のマンションが立ち並び、裏手には自衛隊の駐屯地や自衛隊中央病院がある。実は幕末期に駒場野演習場を広げようとしたところ、周辺農民の一揆が起こり、幕府は止む無く拡張を取りやめた。しかし明治政府は国民にものを言わせず軍事力強化のためにここに練兵場を開発した。

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その東端の坂の途中にきれいな堂宇に守られた馬頭観音が祀られている。周辺はかつて駒沢練兵場で、陸軍近衛第一師団5,000人の将兵と、1,300頭の軍馬が訓練に励んでいた。この傾斜地での訓練は、馬に大砲を牽かせて坂の上り下りを繰返すという過酷なものだったという。この馬頭観音は一兵卒が訓練に倒れた2頭の軍馬の供養に建てたものだという。背面には、「苫良号、腰椎骨折、大正11年没、福富号、急性伝染性貧血、大正11年」と彫られているようだ。堂宇を築いているのは、目の前の東山中学校の生徒や地元の人々らしい。

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ここにある相当高価なマンションは実は日本最大級の公務員宿舎で、賃料は3DK(65㎡)で4万円、駐車場は平置きで5,650円と、一般市民を馬鹿にしたような値段。周辺の相場は同じくらいの面積だと25万~30万程度、駐車場は4万円程度なので、一般の人々の6分の1(15%)しか払わずに生活できるということである。入居資格は国家公務員であることとある。それでいて公務員の給与水準は民間を超えているのだから、税金泥棒と言われても仕方がない。マスコミではこういうことこそしっかりと報道してもらいたいと思う。

いい話と悪い話を同時に知った散策となった。

場所   目黒区東山1-24

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