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2019年4月16日 (火)

成就院の庚申塔と地蔵(目黒区下目黒)

蛸薬師成就院の山門脇に地蔵や庚申塔が並んでいる。歴史のあるお寺なのに意外と数は少ない。

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真ん中の背の高い台に載っている地蔵は橋和屋地蔵と呼ばれる。蓮花台の上にやさしい顔のお地蔵さまがある。金剛宝地蔵菩薩、不動の門前にあった橋和屋という料亭の主人が、若くして他界した愛娘を偲んで天保10年(1839)に建立したと伝えられる。橋和屋は江戸時代末期、ハリスの通訳をしていたオランダ人ヒュースケンを殺害した尊王攘夷派の7人の薩摩藩士たちが秘密会議をした場所である。ヒュースケンは万延元年(1860)外国人襲撃事件の初めての犠牲者となった。

ヒュースケンは麻布中ノ橋付近で殺害された。大江戸線の赤羽橋駅付近である。墓所は天現寺ランプの傍の光林寺にある。古川の五の橋が近い。光林寺にはヒュースケン墓所までの案内図も掲げられている。

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左手にあるのが庚申塔。高さもあり、保存状態も良い。江戸時代中期、元禄9年(1696)造立の、笠付青面金剛に三猿の立派な庚申塔である。またこの庚申塔は正面上部にアーンクの種子(ジュシ)が模られ、屋根の造詣も細かい。アーンクとは梵字(サンスクリット)で、密教では神仏を表現するための特殊な文字のひとつ。私にはよく分からないが、うちの仏壇の掛け軸にもそれらしき文字が書かれていた。

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