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2019年4月29日 (月)

蛇崩の道標庚申塔(世田谷区下馬/目黒区上目黒)

野沢通りという通りは渋谷区鉢山町から旧山手通り(三田用水跡)をくぐり、LDL(Exileの事務所)脇の交差点で山手通りと交差、そこから坂を上って蛇崩交差点を過ぎ環七野沢龍雲寺までの道で抜け道になる準幹線道路である。蛇崩というのは近くを流れていた蛇崩川(暗渠)に由来する名前だが、ちょうど目黒区と世田谷区の区境になる路地の入口に道標付の庚申塔が立っている。 この庚申塔は知らなければまず気づかない、それほど目立たない場所にある。

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まるでかくれんぼをしている子供のような感じで立っているのだが、正面には「奉納庚申供養」とあり、間違いなく文字塔型山型角柱の庚申塔である。造立年は明和3年(1766)で田沼意次が老中となる数年前、世界的にはアメリカ独立戦争より少し前である。「武州荏原郡世田谷領下馬引沢村」とあり、四面に東西南北の行先が書かれている。

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正面には、東 登戸道、左側には 南ゆふてんじ(祐天寺)、裏には西 せたがや道、右側は北 かみめぐろ道とある。下の黒い部分には施主の名前がいろいろ彫ってあるようだ。明治時代の地図を見ると、この路地は蛇崩で野沢通りと分岐した五本木通りへショートカットするようについた道で、蛇崩橋手前で五本木通りに合流する。その先には葦毛塚もある。

場所  世田谷区下馬1-10-6

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